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教えてHachi先生!! ~第7回 Hachiのカードショップアルバイト体験談~

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Hachiの体験談

  私は大学生の時、カードショップのアルバイトとして2年間働きました。そこで、私が得られた経験をお話しします。 その時に出会えた人や出来事がいまの自分を作る大事な経験だったと思っています。

長く付き合える友人ができた

 私がカードショップで働いている期間で友人になった方がたくさんいます。そうしてできた友人は、いまカードショップの店長をやっていたり、メーカーに入社していたりとTCG業界関係者が多いです(もちろん別の業種に就職した人もいます)。友人らとは休日に集まって遊ぶこともあり、いまでも仲良くさせてもらっています。

 カードゲーム業界に働いている者同士だと、自然と話題がTCG業界の話になっていき、気が付くと仕事の話になっていることもあります。例を挙げると「世界でカードゲーム文化を広げるためにどうしたらよいか」「いま求められているサプライ(カードゲームに関係ある関連商品のこと)はなにか」「カードショップの新しい形を考えてみよう」といった話をすることが多いですね。あくまで友人間の会話なのですが、カードゲームに精通しているユーザー同士なので、新しい刺激や知見をもらえたりします。実際にこうした会話から商品になるケースや企画として立案されるケースもあります。

 アルバイトとして働く時に公私混同しないことは大切です。しかし、お客様と友人関係を作り、大切にしていくことは公私混同とは違うものだと思います。仕事のために友人を作るのは本末転倒ですが、カードゲームが好きな人同士が同じ業界を志す話はよくある話です。将来カードゲーム業界に就職を目指していきたい人は友人関係も大事にしましょう。

お金についての意識が変わった

 大学生の時には、アルバイトをいくつか掛け持ちしていました。しかし、お金の流れ(キャッシュフロー)について考える機会はほとんどありませんでした。一方、カードゲームの担当はカードの販売額と買い取り額、在庫状況を考えて販売し利益を出すことが仕事です。適正な価格設定を設定し、だれに・なにを・いつ・どうやって売るのかを強く意識するようになりました。

 もしカードショップの店長を目指すなら店舗全体のキャッシュフローを計算していかなくてはなりません。これがうまくいかないと、現金が足りず次の商品を仕入れることができなくなってしまうからです。これはカードゲームだけでなく、他の職種でも企画を立てる際、損益分岐点の設定や利益回収の目途を立てることにも役に立ちます。また、目には見えにくい人件費の配分や告知宣伝への投資もキャッシュフローの概念がないと利益効率が悪くなってしまうこともあります。キャッシュフローの概念はアルバイトで経験しておいてよかったと思う体験です。

カードショップでアルバイトしたい人へ!!

 カードショップのアルバイトは得るものが多い職業です。かけがえのないの友人との出会い、キャッシュフローの知識をはじめ、他にも接客や企画立案、予算組みのやり方や売り場の装飾法なども学びました。このように多岐に渡るスキルが習得できるので、「好きなコンテンツだからこそちゃんとやりたい!!」という人は、ドンドン技術を身につけ、将来に役立てられる職業だと思います。このコラムでカードショップに興味を持ってくれた方が、まず第一歩を踏みだすための参考になれたのなら幸いです。

次回は実際に働いている人のインタビューを紹介!!

 次回は、「カードショップで今働いているスタッフの声」を紹介していきたいと思います。

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前回の記事:第6回 カードショップで働くときに気を付けてほしいこと【アーカイブ】教えてHachi先生!!



kitsune_sml ライター:Hachi(ハチ)
 7歳からカードゲームに触れて育ち、それから20年以上、ありとあらゆるカードゲームで遊び続けている。20歳で某TCGショップにアルバイトとして入社。入社後は遊戯王部門責任者、フロアリーダー、ショップ店長を経験し現場から本部へ転属。スーパーバイザー兼営業として店舗の立ち上げや立て直し、イベントの企画立案・運営を担当した。
 現在は株式会社ウェッジホールディングスに転職、東南アジアの国々にカードゲームの楽しさを伝える事業を担当している。最近のブームは言葉が通じない相手とボディランゲージでカードゲームを遊ぶこと。
Twitter:https://twitter.com/Hachi_tcgnoheya
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