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教えてHachi先生!! ~第6回 カードショップで働くときに気を付けてほしいこと~

他の人からどう見られているかを考えてみよう!!

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 あなたがカードショップで働くことになったら、さまざまな技術や、関係者しか知りえない情報を扱う仕事も増えてくると思います。そんなときに気を付けてほしいのが、周囲の人から見たら、あなたはいつ・いかなる時もそのカードショップのスタッフであるということです。

 勤務時間外に友人と話すときや対戦するとき、あなたが何気なく言ったことや取った行動でも、大きな影響を及ぼすことがあります。これはカードゲーム業界に限った話ではありませんが、カードゲームが好きな人は職場以外でも大会に参加したり、別のカードショップで買い物をしたり、お客様と直接話す機会が多いと思います。周囲からどう見られているかは常に意識しましょう。

スタッフは常に見られている

 「そんなのあたりまえだ」と思った方のために、ショップのスタッフが見られているとわかる例をピックアップしてみます。どこの店舗というわけでなく、全国のカードショップでしばしば起きている類の問題行動をご紹介しますね。

例1:他店舗に遊びに行った時
 カードショップAで働いているスタッフが勤務時間外にカードショップBに行って大会に出た。その折、友人が参加賞のプロモーションパックから高価なカードを当てたので「カードショップBは買い取り価格が安いから、カードショップAで売ったほうがいいよ」と言った。

例2:SNSへの投稿
 プロフィールや過去の投稿でカードショップAに勤務していることがわかるスタッフが、SNSの個人アカウントで「公式で開催された未公開商品の説明会に行ってきたけど、○○のカード高くなりそうだから集めなきゃいけなくなった」と投稿した。

 いかがでしょうか。上記の例だと、どちらも厳しい処罰になる可能性が高いです。
 なぜか理由を説明しましょう。

 例1ですが、他店舗の利益を減らして自店舗の利益を得ようとしているので営業妨害が適用されます。ましてやこの場面では周囲にお客様、それも同じカードゲームに興味関心の高い人達が集まっています。その影響力はかなり高く、訴訟に発展しえます。あなたが勤務時間外だとしても周囲のお客様からはそう見えていませんし、良かれと思ってやったことでも、雇用主である店長や会社にとても迷惑がかかります。

 例2ではかなり意図的に情報を漏洩させているので悪意があるとみなされます。これがなんの脈絡もなく「ああー○○解除かー」程度の発言でも、元になる情報が未公開のものなら重大な情報漏洩。店舗や会社の信用を著しく傷つけていますので、損害賠償に発展する可能性があります。

「こんなことになると思わなかった」

 過去にコンビニの店員が冷凍商品用の什器に入って写真を撮り、その写真をSNSに投稿して炎上した事件がありました。企業とは全く関係ない個人アカウントでの投稿でしたが、勤務している店舗はすぐ特定され、「従業員教育がなっていない」「客を馬鹿にしている」として信用を失い閉店することになりました。

 昨今、機密に関わる情報発信は非常に厳しく監視されていますし、SNSでの情報発信は一瞬で拡散される可能性があります。機密情報を口に出したり人の目につくところで発信したりすることは絶対にやめましょう。

次回予告

『カードショップで働いていたときの体験談』をご紹介いたします。

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前回の記事:第5回 カードショップで働くやりがい【アーカイブ】教えてHachi先生!!|次回の記事:第7回 Hachiのカードショップアルバイト体験談



kitsune_sml ライター:Hachi(ハチ)
 7歳からカードゲームに触れて育ち、それから20年以上、ありとあらゆるカードゲームで遊び続けている。20歳で某TCGショップにアルバイトとして入社。入社後は遊戯王部門責任者、フロアリーダー、ショップ店長を経験し現場から本部へ転属。スーパーバイザー兼営業として店舗の立ち上げや立て直し、イベントの企画立案・運営を担当した。
 現在は株式会社ウェッジホールディングスに転職、東南アジアの国々にカードゲームの楽しさを伝える事業を担当している。最近のブームは言葉が通じない相手とボディランゲージでカードゲームを遊ぶこと。
Twitter:https://twitter.com/Hachi_tcgnoheya
Facebook:https://www.facebook.com/bna.hachi

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