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【たけいのMTGデッキ紹介】デッキレシピと大会レポート―第1回

 こんにちは。「TCGのへや」スタッフの「たけい」です。
 11月15日(日)に「晴れる屋トーナメントセンター」様で行われた「BIG MAGIC Invitational」予選に参加してきました。今回のコラムでは、大会で使用したデッキの紹介と各カードの解説をさせていただきます。
 
 今回使用したデッキはオリジナルのジャンドハスクです。ハスクというデッキタイプは≪ナントゥーコの鞘虫≫を軸に、死亡したときに能力が誘発するカードを活用するビートダウンデッキです。
 
 ※今回のコラムから能力をクリックすると公式のルールページ、または下の用語集に移動します。
 

ジャンドハスク

4 血に染まりし勇者
4 ズーラポートの殺し屋
4 捕らわれの宿主
3 搭載歩行機械
4 ナントゥーコの鞘虫
2 死に微笑むもの、アリーシャ
2 マラキールの解放者、ドラーナ
4 地下墓地の選別者
3 ピア・ナラーとキラン・ナラー

-クリーチャー(30)-

1 残忍な切断
2 骨の粉砕
4 集合した中隊

-呪文(7)-

4 樹木茂る山麓
4 血染めのぬかるみ
2 燻る湿地
2 燃えがらの林間地
4 ラノワールの荒原
6 
1 

-土地(23)-

2 苛性イモムシ
1 搭載歩行機械
2 前哨地の包囲
3 強迫
4 自傷疵
3 無限の抹消

-サイドボード(15)-

※カード名をクリックすると、公式のカードデータが開きます。

各カードの説明

血に染まりし勇者≫:「強襲」で墓地から戦場に出せるので相打ちを気にせず積極的に攻撃でき、繰り返し≪ナントゥーコの鞘虫≫の生け贄にすることができます。「強襲」は、攻撃宣言後ならインスタントタイミングで使えるので、戦闘中に≪ナントゥーコの鞘虫≫をマナを支払える限り強化できます。

ズーラポートの殺し屋≫:「ドレイン」できるのは1点ですが、ダメージレースを優位に進めてくれます。複数体並べるとこれだけで勝てることも多く、≪ナントゥーコの鞘虫≫や≪ピア・ナラーとキラン・ナラー≫との相性も抜群です。

捕らわれの宿主≫:死亡したときに≪エルドラージ・末裔・トークン≫を戦場に出します。パワーが2あり、死亡してもトークンが出るので、≪血に染まりし勇者≫と同じく積極的に攻撃できます。

搭載歩行機械≫:死亡したときにこのカードの上に乗っている+1/+1カウンターと同じ数の≪飛行機械・トークン≫を戦場に出します。2ターン目から出せるカードですが、手札に≪血に染まりし勇者≫や他の2マナのカードがあるときは出す優先度が下がります。

ナントゥーコの鞘虫≫:クリーチャーを生け贄にすることで+2/+2の修正を受けるカードで、このデッキの主力クリーチャーです。≪血に染まりし勇者≫を繰り返し生け贄にしたり、≪搭載歩行機械≫などのトークンを生み出すカードと組み合わせて、一気にサイズアップして相手のライフを削ります。

マラキールの解放者、ドラーナ≫:プレイヤーに戦闘ダメージを与えるたびに、すべての攻撃クリーチャーに+1/+1カウンターを乗せます。このデッキはトークンを出すカードが多くクリーチャーが増えるので、全体強化を有効に使うことができます。

死に微笑むもの、アリーシャ≫:3マナ3/2「先制攻撃」持ちと、攻撃時に2マナ支払うことで、墓地にあるパワー2以下のクリーチャーを攻撃に参加している状態で戦場に出す能力を持った攻撃的なクリーチャーです。デッキに入っているこのカード以外のクリーチャーはすべてパワー2以下なので、どのクリーチャーでも戦場に出すことができます。

地下墓地の選別者≫:戦場に出たときに≪エルドラージ・末裔・トークン≫を戦場に出します。また、クリーチャーが死亡したときに「占術」を行う能力で、ドローの質を高めてくれます。

ピア・ナラーとキラン・ナラー≫:戦場に出たときに≪飛行機械・トークン≫を2枚戦場に出します。アーティファクトを生け贄にすることで、対象に2点のダメージを与える能力も強力で、≪搭載歩行機械≫との相性はもちろん、≪ズーラポートの殺し屋≫と組み合わせて一気に相手のライフを削ることができます。

骨の粉砕≫:1マナで対象に制限のない強力なクリーチャー破壊呪文です。自分のクリーチャーを1体生け贄にする必要がありますが、このデッキであれば、≪捕らわれの宿主≫などと組み合わせるとデメリットを最小限に抑えられます。

残忍な切断≫:≪骨の粉砕≫と同じく、対象に制限のないクリーチャー破壊呪文です。5マナと重めですが「フェッチランド」を多用する今のスタンダードでは墓地にカードがたまるので、「探査」のコストを支払いやすくなります。また、≪骨の粉砕≫と違ってインスタントなので、相手の行動にあわせて使えるのも強みです。

集合した中隊≫:手札1枚がクリーチャー2体に変わる強力なカードです。インスタントなので戦闘中やターン終了時に使うことで相手の意表を突くことができます。ランダム性はありますが≪ナントゥーコの鞘虫≫のためにクリーチャーを増やす必要がある上、これ自体が≪ナントゥーコの鞘虫≫を探す手助けにもなるので必須のカードです。

次回はデッキ調整編

 デッキの内容を見てお気づきの方もいると思いますが、このデッキは、≪先頭に立つもの、アナフェンザ≫が出ると、墓地に置かれるクリーチャーが追放されてしまうので、デッキのコンセプトが崩壊してしまいます。そのためアブザンデッキに非常に弱くなっています。大会参加者の20%以上がアブザンデッキを使っている今のスタンダードでどこまで勝ち上がることができるでしょうか?



■用語集



強襲」:「強襲」は特定の能力ではなく能力語です。能力語とは同様の機能を持ったカードを区別できるようにするために与えられたキーワードですが、ルール上の意味は持ちません。『強襲―』と記述されているカードは、このターン、あなたが1体以上のクリーチャーで攻撃していた場合、『強襲―』以降の能力を使えます。

ドレイン」:対象にダメージを与えつつ、自分のライフを回復する能力の総称です。

フェッチランド」:自身を生け贄にすることで、デッキから土地を戦場に出す土地カードの総称です。

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